HSK5級のレベル、合格点、必要な勉強時間と効果的な学習法
怠惰な私は今までろくに語学を修得できていなかったので、せめてニート生活をしていた間は頑張ってみようと一念発起し、昔勉強していた中国語をもう一度やってみることにした。HSK4級に無事合格することができたが、その後また仕事で忙しくなり、中国語学習にはまた暫く触れない期間ができてしまった。
HSK4級は取得していたものの、この間の深圳旅行であまりにも中国が喋れなくて絶望した。そこで、いつも形から入る私は、2ヶ月先のHSK5級に申し込んだ。HSKの試験は地域によっては月一で開催されており、HSK公式サイトから、受験日の2ヶ月前〜1ヶ月前の間に申し込むことができる。
HSK5級の中国語レベル
HSKとは中国政府公認の中国語能力検定試験であり、1〜2級は初級,3〜4級は中級,5〜6級は上級とされている。公式サイトには、5級の試験の程度についてこう書かれている。
中国語の新聞・雑誌を読んだり、中国語のテレビや映画を鑑賞することができ、中国語を用いて比較的整ったスピーチを行うことができる。
語彙量の目安は、2500語程度の常用中国語単語となっている。4級までに学習しているはずの1200単語を含め、更に1300単語を学習することとなっている。
単純な比較は難しいが、HSK5級は、TOEICで800~900点に相当すると言われている。そういえば、もし中国の子供がHSKを受験したら、10歳でHSK5級相当になると、どこかのサイトで読んだことがある。
HSK5級の合格点
HSK5級の合格基準は、4級と同じで、リスニング、読解、作文の配点をそれぞれ100点とした 合計300点満点中180点。 2013年試験より成績報告に合否は表記されず、獲得スコアのみ表記されるようになっている。6割の180点以上取得していれば「合格」とみなされる。
例えば、リスニングが0点だったとしても、読解と作文で各90点以上取れば合格できる。本番では最悪、苦手な問題は捨てるつもりで、とりあえず当てずっぽうで解答しておき、確実に得点出来る問題に進むというのも、合格するひとつの方法。もちろん捨てすぎには注意。
ちなみに、合格点が取れるまで必要な勉強時間については、既にHSK4級に合格している場合は、そこから約3〜4ヶ月あれば合格できる方が多い。実力養成を気にせずに、本当にただ合格することだけを狙うのであれば、最短2ヶ月でも可能。
HSK5級の試験内容
HSK5級と4級の試験内容の違いは、下記の通りとなる。
項目 | HSK5級 | HSK4級 |
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リスニング |
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読解 |
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作文 |
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HSK5級の試験問題を解くためには、リスニングと読解共に、4級よりも長い文章を理解する力が必要となる。作文では、5級に上がるとまとまった文章のアウトプットが必要になり、このため、接続詞の使い方などを押さえ、適切な複文を作れる力が求められる。
HSK5級の教材
教材は、4級の勉強していた時に使っていたものが良かったので、同じシリーズを選んでいた。
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ちなみに、YAOYAOさんという方がHSK5級単語の聞き流し用動画を作ってくださっているので、よく使わせてもらっていた(すごくありがたい)