ニート生活してた頃が一番楽しかった
転職先も決まってないのに突然正社員を辞めちゃった時、最初は不安でしかなかった。それから数ヶ月ほどニート生活をしていたのだけど、正直言って人生で一番楽しかった時間だった。
ニートの生活費
正社員を辞めた時点で、ざっくり計算で、質素な生活をすれば3年間生きていくための貯金はあった。焦ってまたブラック企業に再就職することなどはなく、とりあえずはゆっくりしようと思っていた。同棲中の彼氏には甘えないで、自分の分は貯金額から払い続けた。
仕事を辞める前からチケットを取っていたフェスには参加したけど、それ以外で贅沢な遊びは全くせず、近所のハイキングコースに出かけたり、図書館で本を借りて読んだりして過ごした。
ニート生活の過ごし方
ニート生活の前半は、バーンアウトから回復することを最優先に過ごした。彼氏以外に社会との繋がりを持った方が良いと思い、月1ぐらいで友人と食事に行った。でも一人で過ごす時間の方が圧倒的に多かった。毎日欠かさずにやっていたことは、ヘッドスペースというアプリを入れて瞑想し、バーンアウトをテーマとして扱っているポッドキャストを聴く、日記ブログを書くの3つ。
彼氏と同棲していたおかげで、ニートになっても規則正しい生活を送り続けることができていた。毎朝6時に起きて、私はランニングに出かけることが多かった。共働きしていた頃から私が殆どの家事を担っていたけど、ニートになったら時間があり、家の中は常に完璧に掃除してあり、彼氏の帰る時間に合わせてバランスの良い食事も作っていた。時間もありストレスもないから、彼氏に対して優しくなれたし、ニート生活中だけは一度も喧嘩しなかったと思う。
ニート生活を楽しめるかどうかの分岐点は、本当にやりたいことがあるかどうかだと思う。暇潰しの漫画やゲームではなく、勉強したいことや没頭できる趣味。私は仕事をしていた頃から、時間があればやりたいことはたくさんあった。精神が回復しはじめたころ、真っ先にしたことはHSK4級(中国語検定)の勉強。昼間の中国語教室に10回ほど通い、あとは家でitalkiでオンラインレッスンに取り組んだ。結局、転職先に入社する前日の試験を受けて合格した。
でもそれ以降、まともに中国語の勉強ができていない。理由は単純に、仕事で忙しくなったから。仕事をしながら家事も育児も習い事もしている人はもちろんいるけど、本当にバイタリティすごいと思うし尊敬する。
人生経験の一つとして、一回はニート期間を経験するのもありだと思う。社会人になってからは長期休みを取る機会があんまりないし、久しぶりに自分と向き合えるかもしれない。