東北新幹線の連結外れ事故に巻き込まれた話【キュンパスの悲劇】

2025年2回目の旅行は、キュンパスの旅。1月に行った九州旅行とは真逆の方向、東北へ向かった。しかし、3月6日の東北新幹線の連結外れ事故に遭遇し、予定が大幅に変更されてしまった時の旅行記。

キュンパスとは

旅せよ平日! JR東日本たびキュン♥早割パス」、略してキュンパスは、JR東日本エリアと一部の連絡会社線の平日利用が10,000円で1日乗り放題になるおトクなきっぷ。 2025年からは、2日間用も18,000円で登場。東北新幹線、特急列車、普通列車等の全てが対象となる。基本的には自由席の利用となるが、あらかじめ座席指定をしておけば、普通車指定席に限り1日利用で2回、または2日利用で4回まで乗れる。東北新幹線の盛岡~新青森間と盛岡~秋田間は、指定席の利用回数に数えることなく普通車の空いている席に座れるなど、細かいルールもいくつかある。

キュンパス対象エリアの路線図

ちなみにキュンパス期間中は、東北新幹線の始発は指定席の争奪戦になる。私は東京発秋田行きのこまち号に乗りたかったのだけど、10時打ちでも始発は取れず、なんとか勝ち取った席は始発から2本目の、東京6:56発秋田10:55着のこまち51号の通路側席。

これでもラッキーな方で、始発から2本目も取れなかった場合の作戦は何パターンも考えてあった。例えば、出発時間はこまち号の始発よりも早くなるが、東京6:04発のやまびこ51号に乗って、仙台で秋田行きのこまち号に乗り換えるなど。

1日目(3月6日)

でも指定席の予約も取れたということで、3月6日(木)、キュンパスの2日利用券を持って、在来線のほぼ始発電車で東京駅へ向かった。

発乗りから終点までこまち51に乗って、最初の目的地であった秋田駅へ。東京駅か秋田駅までの通常価格は18,200なので、18,000円のキュンパスに対して既に元を取れていたということになる。

秋田駅前

東北新幹線連結外れ事故

しかし、秋田駅周辺できりたんぽ鍋をいただいていた間、思わぬ事故が。

東北新幹線の連結外れって前もあったよな、と思って調べてみたら、やっぱり。約半年前の2024年9月19日にも同じような連結外れ事故が起きていた。

事故発生直後は運よく東北新幹線に乗る予定ではなかった。次の目的地であった新青森駅間までは、奥羽本線を走る「スーパーつがる1号」の指定席を予約してあった。

私は連結外れ事故が起こる前から出発していたので関係なかったのだけど、JR東日本の対応としては、出発前のキュンパス3月7〜13日未使用分は無手数料払い戻し又は利用日変更の対象とされていた。日程変更の場合、有効期限も数週間延長されていて、3月28日までの平日となっていた。

新青森駅改札外15時過ぎに新青森駅着。

本来は、そこから青森市のシャトルバス「ねぶたん号」で青山県立美術館に行く予定だった。でも、のんびりと美術館鑑賞なんてしていたら、本八戸駅付近で予約していたホテルまで辿り着けないかもしれないと思い、美術館は泣く泣く諦めた。2ヶ月前に湯布院のコミコアートミュージアムでアナザーあおもり犬に会ってきたのだ。キュンパスの効力的には勿体無いけど、在来線の旅に変更。東北新幹線の代わりに青い森鉄道で、八戸の方へそのまま向かった。2時間後に到着した本八戸駅は、有人改札しかなく、出る際に駅員にキュンパスを見せたら少しびっくりされた(笑)

本八戸駅前

2日目(3月7日)

本来は十和田市にある別の美術館に行く予定だったが、2日目も無事を取って在来線の旅を続けた。連結外れの原因を調査するため、数日は東北新幹線の一時運転見合わせや遅延が続く状況。ホテルをチェックアウト後、一旦八戸駅まで戻り、そこからいわて銀河鉄道で盛岡駅を目指した。盛岡駅で少し時間があったので、駅近のお店で盛岡冷麺を食べて、賢治の大地館でお土産を買った。

盛岡から東京までの帰りの東北新幹線は、元々予約していたものに乗ることができた。もちろん満席で、途中まで立ち席の利用者も多かった。

キュンパス当日の悲劇。。。思い通りに行かないこともあるなあ。ブログにすることで、悲しみの気持ちを成仏させる。予定通りの美術館鑑賞はできなかったけど、また機会があればリベンジしたい。

Posted by まる